2012年度 議会活動

平成24年第3回定例会(第5日) 建設経済常任委員会報告

おはようございます。ただいまから、建設経済常任委員会に付託されました議案審査の経過概要並びに結果について御報告申し上げます。
去る9月5日に建設経済常任委員会に付託されました案件は、議案第96号、議案第107号中の関係部分、議案第114号、議案第115号の4件でありました。
委員会は9月19日午前9時30分から、第2委員会室において全委員出席のもと開催し、審査を行いました。
まず、議案第96号、新たに生じた土地の確認及び字の区域の変更については、理事者から説明を受けた後、質疑に入りました。
主な質疑、答弁を申し上げますと、道路拡張に伴う埋め立てにより発生した新しい土地という認識でよいのかとの質問に、埋め立てられた場所の詳しい説明があり、許可を受け、新しく埋め立て工事が完了すれば、今後も同様の議案が提出されるとの答弁がありました。
その後、特に討論もなく、採決の結果、本案は全会一致で可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第107号、平成24年度三豊市一般会計補正予算(第2号)中の関係部分について、理事者から説明を受けた後、質疑に入りました。
農業委員会、農業振興課、土地改良課、建設課、用地課、港湾水産課の順で説明があり、その中の主な質疑、答弁を申し上げます。耕作放棄地再生対策費について、昨年度から実施した圃場の効果について説明を願う。補助金がついた場合、条件として何年管理するのか、詫間町の積の物件補償の場所はどこか、また、三野から高瀬へ抜ける道路の改良工事に伴う物件補償の確認について、との質疑に対し、高瀬町六ツ松の国道11号線沿いのところで、昨年、23年度、圃場再生事業を行った。1年目に草刈り、木の撤去を行い、2年目で簡易な基盤整備を行う予定にしている。今後もしっかりとした営農計画や、再生後5年以上の農業経営をするという耕作条件などを、追跡調査や実績報告などを行います。効果については今後も確認していきたいとの答弁が、次に積については、倉庫に対しての補償、また三野から高瀬へ抜ける道路の拡幅事業であるとの答弁がありました。
その後、採決の結果、本案は全会一致で可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第114号、平成24年度三豊市港湾整備事業特別会計補正予算(第1号)について、理事者から内容の説明を受け、質疑に入りました。
主な質疑、答弁を申し上げると、修繕料の中の消火器と誘導灯での補正であるが、倉庫の面積などについてどのぐらいかとの質疑に対しては、誘導灯の修繕について現在、室内通路、避難口、合計9台の修繕を予定している。経面倉庫の面積については、後で報告するという執行部からの答弁がありました。
その後、採決の結果、本案は全会一致で可決すべきものと決定いたしました。
議案第115号、平成24年度三豊市水道事業会計補正予算(第1号)について、理事者から内容の説明を受け、質疑に入りました。
補正予算の業務委託については、当初、6月20日の委員会から審査を行い、9月まで6回協議し、質疑、討論を重ねた経緯があります。今回9月19日の委員会においてもたくさんの意見が出されました。
19日における主な質疑、討論について報告させていただきます。
今回補正をした後の発注方法について、従来からの委託先である上下水道工事業協同組合を入札の対象者に入れることは反対である。組合と水道局の関係が逆転している。今回、年度途中で補正をすることは反対である。予算を来年度にとって執行してほしい。随意契約でなく、公募して競争しなければいけないと考える。今回の補正も、3社の見積もりをとって計上しているようだが、その場合は委託業者の募集要項、要領などをつくり、きちんと整備して実施しないと平等でないと思う。今回、既に水道組合から派遣された職員が行っているということを聞くが、現状はどうなのか。水道局の料金センターについて何回も委員会を開催するということで、理事者側の説明とか対応に不信感を持っている。水道局の体質が弱いということになる。1カ月毎の検針を2カ月に見直すなど、現在、随意契約で委託している内容を含め、一括して委託するなど、今後半年間で精査し、見直しが必要である、水道事業が今後増えることはあっても減っていくことはない、老朽化にも対応する必要があるなど、水道局の体質を強化するとともに、民間にシフトすることにより、効率と市民サービスの向上を目標に挙げなければならない。当初から要求していた組合の決算書の提示、理事の名簿、組合の指定給水装置の事業者名簿などを提示してほしい。提出されないのは不信感につながる要因であるなど、たくさんの質疑、意見などが出されました。理事者の答弁としては、三豊市建設執行規則により行っている随意契約についての説明を行った。年度途中の補正について、25年4月からの正式稼働には移行準備期間が必要である。水道局の業務について、事業の中で委託できる部分と市職員がしなければいけない部分がある。今回委託しようとする業務については、委託できる部分である。業者委託しても、基本的には市が最終責任を持たなければいけないということに変わりはないと考えている。組合の職員については、従来からの委託業務部分について現在行っているが、今回の委託業務に既に人が行っているということはない。今回の委託業務部分と従来の委託業務部分については、以前から提出している業務細目書の中に明示している。今後、委託業務について、水道局として指導監督を徹底して、十分に業務遂行をしていく。上下水道組合の決算書、各種名簿については提出いただけるよう要望する。通常、委託業務の場合、そこまでの資料提出は求めていないのが現状であるが、決算書については水道局職員が点検した結果、利益などについて不審に思うことはなかった。検針方法について、今後検討していきたいが、メリット・デメリットを考慮しながら、コスト削減を含め、24年度中に結論を出したい。また、25年度から一括で委託する方式を考えているが、契約期間についても検討したい。
これらの討論を行った後、採決の結果、3対4により、賛成少数で本案は否決するべきものと決定いたしました。
その後、上下水道工事業協同組合から、委員会で要求された決算書などが提出されたことにより、理事者側から委員会開催の要求により、9月24日、委員会を開催いたしました。
委員から、正当な手続により招集された委員会であるのかとの質問が出され、議長の許可をとり、委員長が招集したということで、正当な手続を踏んだ委員会であるとの回答がありました。
今回提出された資料は、三豊市上下水道工事業協同組合決算書、三豊市指定給水装置工事事業者名簿及び理事役員名簿であり、提出された資料を確認いただきました。
その後、委員から、再審査及び報告書撤回の動議が提出されました。これに対し、一旦採決した議案を再度審査できるのかとの質問があり、本会議で委員長報告をする以前であれば、委員会で決定すれば再審査は可能であるとの回答がありました。
動議は採決の結果、賛成多数で可決され、再審査及び報告書撤回が決定しました。議長に、19日の審査報告結果を撤回し、再審査の申し出を行い、再度、委員会として審査をすることになりました。
その中での討論について報告しますと、当初から要求資料の提出がなされていないことに大変不信感を持っていた。今回提出されたことで、水道局の民営化を進めるという問題はやらなければいけない。問題も多いが進めていきたいという意見や、また、今までの審査の中で、窓口業務は委託業務にすることは賛成であるが、年度途中でやることには反対である。行財政改革の中で経費節減をすることは大事である、もっと議論を交わし、諸問題と併せて検討する必要がある、今執行することは反対であるという意見がありました。
その後、採決を行い、結果、賛成4、反対3の賛成多数で、可決すべきものと決定いたしました。
以上で、建設経済常任委員会に付託されました議案審査の報告を終わらせていただきます。

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