2012年度 議会活動

平成20年第2回定例会(第3日) 一般質問

三豊市をキラリ輝く市にしたいと思っている多くの市民の人たちの気持ちを酌んで一般質問させていただきます。
四国八十八箇所霊場めぐり、近ごろブームと呼んでもいいほど注目を浴びております。そもそも四国八十八箇所霊場は、今からおよそ1,200年も前に弘法大師が修行された由緒ある名跡で、今日に至るまで多くの人々の厚い信仰により、その法灯が守り続けられております。全行程1,450キロありまして、四国を一周する遍路巡拝は同行二人、つまりお大師様とともに心身を磨き、88の煩悩を一つ一つ取り除く、大自然の中で生かされている自分自身を見詰め直す修行の旅なのです。宗派を問わずお参りをされる人々の願いが成就される信仰の場でもあります。俗塵を離れ大自然に接し、また人との触れ合いの温かさに感謝し、生きている喜びを感じ、身も心も生まれ変わりの遍路旅、これが四国霊場の真髄なんです。
この霊場、札所寺院、三豊市内に3カ寺あります。67番、大興寺、山本町小松尾にあります。70番、本山寺、豊中町本山にあります。71番札所、弥谷寺、三野町大見にあります。
札所寺院の隠元さん、また宿泊施設の方、お遍路さん、タクシー運転手の方、いろんな方にお話を伺ってまいりました。お遍路さんにもいろいろありまして、歩き遍路の方、団体で来られる遍路の方、それから自家用車の方、自転車で回られるお遍路の方、中には飛行機で四国へ来てタクシーで回られるお遍路さん、さまざまな形があるそうです。地域別では全国各地から来られております。外国の方もおられます。格別最近では若い歩き遍路の人が増加しているとのことです。理由はそれもさまざまです。
宿の主人にもいろいろお話を伺いました。その中で、ふれあいパークみのでも話を聞いてきました。ふれあいパークみのでは年間1万人の宿泊者があり、大体3分の1から半分ぐらいがお遍路さんとのことです。約3,000人から5,000人という数字になると思います。
また、弥谷寺の隠元さんにもお話をお伺いすると、参拝者が年間十二、三万人おられるとのことです。年間十二、三万人の人たちが三豊市を訪れ、全国から来て、全国へ帰っていくんです。その人たちが我が三豊市を見て、きれいな田園風景、感じのいいのどかな町、心優しい人たちが住む町と全国で宣伝してくれることにつながると思います。ただ、しかしながら、現状では、三豊市は通りすがりの町という感がぬぐえないのではないかと思っております。
では、そこで、行政としては何をしなくてはならないのか。どのように札所めぐりを位置づけて考えられておられるのか、お聞かせください。また、同時に、市内の札所周辺の整備、道路整備、どのように考えているかもお聞かせください。
それとまた、市の職員がお遍路さんの目線に立ち、実際に札所を回って、何が必要なのか、心に残る町にするにはどのようにしないといけないのか。行動する職員、どんどんとプレゼンをする職員、より多く育ててほしいと思っております。どのようなお考えをお持ちかお答えください。

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今、答弁の中に、市長みずから札所を歩こうという意気込み、物すごく伝わってきました。僕自身も今回実は札所を歩こうかなと随分思っていたんです。ちょっと時間といろんなものが許さずできなかったんです。
ただ、市長、次歩くときは、いろんなところでお話を聞くと、雲辺寺からやっぱり始めないといけない。雲辺寺から大興寺まで来ると、大分足の方が疲れてくると。それで、なおかつその観音寺、神恵院、本山寺、それから本山寺からその弥谷さんまで12キロぐらいあるそうなんですよ。途中で歩き遍路の方は顔を洗えるような施設があったらいいのになとか、それから高瀬町内を通るわけなんですが、高瀬のあるおうどん屋さんでは、歩き遍路の方に対して無料でうどんをお接待しているそうですよ。これはすばらしいなと思いましたね。やっぱり地域の市民の人たちが皆、やっぱりお遍路さんの気持ちを酌んでそういうことをされているんだと思います。これも情報なんですよ。いい情報です。
それで、それからまだまだ情報はたくさんあるんですよ。やっぱり歩いているとごみが目につくそうです。格別、2月ぐらいに草の枯れたころには、これはごみが多いなという地域というのは、やっぱり地域、地域に、四国を全部回っていると、お遍路さんはわかるそうです。
それから、お遍路さんはやっぱりいろんなことで、情報交換する宿とか、そういった宿に苦労される方が結構あるそうです。三豊市内、宿が、時期が、ある程度込むと不足するそうです。三野のふれあいパークみのでもいっぱいになっていると、詫間のステーションインタクマを紹介してあげるとか、善通寺の方の宿を紹介してあげるとか、それから、それぞれ、豊中町だったらウエストブレイズというホテルがあるんですが、そこでもやっぱりいっぱになると、本山寺の近くを紹介してあげる。本当に宿を探すのに苦労されておるということを伺いました。
それと、三野町ではお寺の下あたりでは、民間の人がそういう人に、大変だなということで、みずから宿泊を勧めている人もおられるそうです。そういった形で、コインランドリーだとかトイレだとか、お遍路さんに便利だなというようなマップがつくれたらいいな、そういったものができて、全国へ持って帰ってくれたら、また三豊市の宣伝をしてくれるんじゃないかなと思っております。
それから、先ほど「駅からウォーク」のことを市長に言っていただきました。本当にすばらしい発想であったり、皆さんが楽しまれているという部分はものすごくいいと思っているし、別段けなすつもりも何でもないんですが、まだまだ観光としてはメジャーになり切ってないぞという部分があるんじゃないかと思うんですよ。マイナーな観光じゃないかと。やっぱり四国八十八箇所って、もっと全世界に訴えることができるメジャーな部分があるんじゃないかと思っています。
それで、やっぱり遠くから来られた方は外貨を三豊市へ落としてくれるというような感覚も多少あると思うんですよ。そうするとやっぱり税収が上がったりとか、地域が活性化したりもするんじゃないかと。そういった意味で、地域のイメージアップを図るということは非常に大切なんじゃないかなと思います。
それから、先ほど言っていただいた仁尾町の醤油の香りがする町並みですか。それから、僕は本当に格別、詫間町のことで言うんじゃなくて、荘内半島が大好きなんですよ。こんなすごいところはないなと思って。これを絶対メジャーにせんと能力がないんと違うかというくらい、めちゃくちゃええところやと思っとるわけなんです。あの仁尾のトンネルから見る夕日と、これはどこへ出しても恥ずかしくないと思っております。市長も同じやと思うんですが、そういった気持ちをどんどん膨らませていきたいと思います。
それと同時に、そういった仕事の取り組み方というんですか、これは一遍聞いてみたかったなという部分があるんですが、若いときにがんがん仕事をするっていうんですかね、職員を育てるという意味で、最近死語になりつつあるような気もするんですけど、若いときの苦労は買うてでもせえというような仕事の仕方というんですかね。横山市長は若いころ大平総理の秘書もされたということはつとに有名なことなんですが、そういった若いときに仕事をしたことが今どのように役立っているかっていうことを一つ答えていただいたら。
それと、副市長にもお伺いしたいと思っているんです。今、副市長もやっぱりふだんの気迫というか、仕事に対しての情熱というんですかね。そういう迫力というか、そういうのはやっぱりいろんなところであふれていると思うんですが、そういった部分を若い職員の参考になればと思いますので、ぜひ一度、一言答弁をお願いいたします。
以上です。市長から。

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今、実はですね、同僚議員から、一つ聞いとってくれということで、本山寺の夜間照明について再開はしないんですかということで、これはまた、今、急なことですので、またの機会によろしくお願いしたらと思うんですが。
それと、今、本当に市長が言っていただいた失敗を恐れずにどんどんやると。これは本当に若い人たちに、公務員だけでなくしてみんなに訴えたいなと思いますし、修羅場をくぐる、めちゃくちゃ格好いい言葉やなと思います。それと、副市長に言っていただいた前向きに取り組むというんですか、問題意識を持ってオピニオンリーダーとなれという部分もすごく若い人には響いていると思います。それと同時に、我が議員の人たちも2年と、3年目になるんですけど、本当にドラマチックな人生を送ってこられている人が多いですね。本当にそんなのでよう命があったなというような形の話もたくさん聞きますし、いかに苦労して、次はどうやろか、どうやろかということを必死に考えております。
今後とも一つの問題に対しては、いろんな形で討論して言葉を闘わせ合うと思います。だけど、一つの目標が決まったら、執行部、また議会も職員も一丸となって、その目標に向かってやっていきたいと思います。今後とも、ともに頑張りましょうじゃないですか。
以上です。ありがとうございました。

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