平成22年第4回定例会(第5日) 総務教育常任委員会報告
それでは、ただ今から、9月定例会において継続審査となっておりました議案第111号、三豊市高瀬町緑ヶ丘総合運動公園条例の一部改正につきまして、審査の経過概要並びに結果について御報告申し上げます。
委員会は、去る12月13日午前9時30分より、第1委員会室において全委員出席のもと開催し、審査を行いました。本議案につきましては、9月定例会の会期中に審査を行いましたが、結論に至らず、閉会中もなお審査を要することとされておりました。
その後、12月9日付で、市長より本案の訂正の申し出がありましたので、本訂正案につきまして理事者から説明を受けた後、質疑に入りました。その中で示された主な質疑と答弁を申し上げます。
一つ。緑ヶ丘総合運動公園の中に共同福祉施設がある。運動公園の中に一つだけ別個のものがあり、駐車場も含め、共用しながらということになるが、指定管理になると非常にややこしくならないか、との問いに、共同福祉施設については地区公民館としての位置づけがあると同時に、放課後児童クラブを実施しており、現時点では体育施設の一部ではない。現段階での管理は公民館が行っているので、状況などを説明し、その部分については指定管理から外さないといけないと思う、との答弁でした。
一つ。今の流れとしてはそれでいいと思うが、政策を出してくるのに小出しはまずい。最初の条例改正は、三豊市の中心的な施設とするために高瀬町を省くという教育委員会の説明だった。今回の指定管理にすることはよいと思うが、インターチェンジの近辺には土地開発公社が持っている土地がかつて存在し、こういうことが起こるのだったらあの売却ももっと後にすべきだったのではないか。もっとトータル的にすべきでないか、との問いに、鳥坂の公社用地については、公募をし売却した。今回の指定管理の計画は売却後に出てきたものである。一昨年の理事会において、公社の保有地について現場も見ていただき、各理事からは、市としての利用目的がないところは早く売却した方がいいとの意見が多かったので、できるだけ早く公募をかけて売却を行った。結果として小出しということにはなっているが、計画と公社の売却との時期はずれており、時期が合っていれば理事にも説明できた。名称変更の考え方については、料金の統一を含め、できれば平成23年度に大きな市の方針を立てたいと考えている。その中で、指定管理、また名称の変更もあわせて、三豊市として統一を持rb<った筋道を立てていきたいという考え方である。市の方針として、平成19年度から中心的な施設については旧町の冠をとっていくという考え方を持っている。それが三豊市の一体感の醸成に役立つものと考えている、との答弁。
次に、一つ。非公募にするというのは誰を想定しているのか。非公募とするのは執行者の権限なのか、との問いに、指定管理については、その方法を公募と非公募の二つの方法があるが、今回は大学を誘致するということなので、相手を四国学院大学に想定して非公募としている。方法については、市長の権限でもあるが、今から緑ヶ丘の施設をどう利活用していくのか、この施設の地域の皆さんの優先を妨げないことも踏まえて、相手側と詳細について詰める必要があるので、非公募として取り扱いをしたいので議会の御理解を賜りたい、との答弁。
一つ。更衣室など、四国学院大学の学生が使い出すとほかの人が使えないのではないか。また、スペースの中に限定した部分ができると、住民の方の使用に支障を来すのではないか、との問いに、教育委員会が認めている団体については優先的に使用していただく。それは、少し前に利用申し込みをしていただく必要がある、との答弁。
一つ。四国学院大学とはどの程度の話なのか。今までどおり使わせて、大学が来るわけがない。まして、運動公園の中に公民館がある。それではキャンパスにならないのではないか。条例改正したのに大学が来ないという話にならないのか、との問いに、四国学院大学は三豊市に的を当てている。ぜひともやってもらいたいとのことである。指定管理をしたらすぐ学生が来るかといえば、そうではなく、学生の募集をかけ、教養課程を終えてからになるので、学生が動き出すのは1年先である。大学と一般住民の関係であるが、当日申し込んで当日貸すことは、住民の方も考え方を少し変えてもらわなければならない。一定の期間を設け、空いたところに大学がカリキュラムを入れるので、最終的に住民と学生がバッティングをすることは考えられない、との答弁。
一つ。前回の条例改正でこのことが想定されたので継続審査にしていたが、本来であれば、訂正でなく、取り下げて新しい議案にすべき案件でなかったのかと思う。教育委員会と政策部とのお互いの話し合いをしておくべきではなかったかとも思う。今後、3月議会で指定管理者の契約になっていくと思うが、それまでに十分話をして、委員が心配している事項について解決できるようにしていただきたい。また、この条例が成立しても、条件が違ってそのままになる可能性、一部だけの使用となる可能性もあるので、議会に要所で説明してもらいたい、との問いに、結果として、9月の時点でもう少し指定管理の話が進んでいれば、お話ができたと思う。名称変更の提案の後、指定管理の話がまとまった関係で、本議会での提案となり、大変御迷惑をかけた。本来なら、改めて新たに提案する内容であったので、それを深く受け止めている。今後の四国学院大学との協議については、随時御報告申し上げる、との答弁がありました。
続いて討論に入りましたが、意見は出されず、採決の結果、本案は全会一致で可決すべきものと決定いたしました。
よって議案第111号、三豊市高瀬町緑ヶ丘総合運動公園条例の一部改正については、原案のとおり可決されたことを御報告申し上げます。
以上で、総務教育常任委員会に付託されました議案審査の報告を終わらせていただきます。
それでは、引き続きまして、ただ今から総務教育常任委員会に付託されました議案審査の経過概要並びに結果について、御報告申し上げます。
去る12月2日に総務教育常任委員会に付託されました案件は、議案第149号、平成22年度三豊市一般会計補正予算(第3号)中の関係部分の1件でありました。
委員会は12月13日午前9時30分から、第1委員会室において全委員出席のもと開催し、審査を行いました。
理事者から説明を受けた後、質疑に入りましたが、その中で示された主な質疑と答弁を申し上げますと、三観広域からの還付金は、平成20年度のごみ関係の決算分が還付されたとのことだが、以前からそういう制度なのか、それともごみの関係だからか、との問いに、広域の会計は通常、剰余金が出た場合、還付せずに繰り越し、次年度の予備費に入れていた。ごみの関係については、観音寺市の負担がほとんどなく、業務量も一定のめどがついたとのことで、20年度までについては一度整理することになった、との答弁。
次に、中小企業振興基金85万8,000円の補正が上がっているが、いくら基金があっても、補正の補正というのは今後十分気をつけてもらいたい、との問いに、御指摘の点を十分踏まえて、来年度の執行に当たっては募集も含めて厳格に対応したい、との答弁。
次に、箱浦小学校校舎の耐震工事の事業費が少ないが、総事業費はいくらか、との問いに、工事内容については耐震のブレスが1カ所、耐震スリットが14カ所、トイレの男女1カ所ずつ3階までの計6カ所を洋式にかえるもので、単年度の事業で、事業費が670万8,000円である。耐震のブレスが1カ所だけなので事業費が少ない、との答弁。
給食センターの修繕費についてはどのように判断をしているのか。業者任せにし、専門でない人が判断をしているのではないか、との問いに、各施設の所長が現場を確認し、その後、本課に申請が上がってきて予算要求している。現場の長年の経験と、厨房業者など専門業者の意見を聞いて行っている、との答弁。
次に、建築物の修繕などについて、建築課との連携はとれているのか、との問いに、建築物の修理などに関しては、建築課に設計内容などの相談をかけ、補正を上げている。今回の雨漏りに伴う内部協議については、建築課に相談をかけ、設計書は建築課で作成するとともに、設計金額も建築課で算定している、との答弁がありました。
続いて討論に入りましたが、意見は出されず、採決の結果、本案は全会一致で可決すべきものと決定いたしました。
よって、当常任委員会に付託された議案第149号、平成22年度三豊市一般会計補正予算(第3号)中の関係部分については、原案のとおり可決されたことを御報告申し上げます。
以上で、総務教育常任委員会に付託されました議案審査の報告を終わらせていただきます。