2012年度 議会活動

平成22年第2回定例会(第5日) 総務教育常任委員会報告

ただ今から、総務教育常任委員会に付託されました議案審査の経過概要並びに結果について、御報告申し上げます。
去る6月14日に総務教育常任委員会に付託されました案件は、議案第70号、74号、75号、76号、77号、78号、79号及び93号中の関係部分の8件でありました。
委員会は6月25日午前9時30分から、第1委員会室において全委員出席のもと開催し、審査を行いました。
まず、議案第70号、三豊市職員定数条例の一部改正について申し上げます。理事者から説明を受けた後、質疑に入りましたが、その中で示された主な質疑と答弁を申し上げます。
一つ、全体枠で流用調整できるとの改正の説明については理解できるが、条例上の定数919人に対し、現状の職員数790人とは、129人の開きがある。定数を多く設ける必要はないと思うし、定数を現状に近い形にしなければ何ら意味がないように思えるので、定数を減らした形での改正をかけるべきではないか、との問いに、平成19年3月に策定された総人件費の削減方針は、22年度が5年目となる。その間、組織の改正も行ってきた中で、まだまだ懸案事項も多くあり、各部局の適正な職員数というのもつかめていないのが現状である。今後、5年をかけて人口の1%に近づけるという指標もあるので、それをめどに、事業の再編が進んだ折には、定数条例の改正をしなければならないと考えている、との答弁。
一つ、病院経営をしていく上で、市民から信頼されて、なおかつ、健全経営というのが病院のあり方であると思うが、病院の職員が何人いるかわからないというのは余りにも不自然だと思う。本来であれば、市長部局を減らして病院職員を増やすというのがきちんとしたやり方ではないのか。他市の状況を見ても、この条文がない市もある。このようなやり方はいいようでもあるが、問題もあるように思える。今回の条例改正をしなければならない原因ははっきりしているのだから、そこを直すか直さないかは検討したのか、との問いに、平成19年に行革の一環で定数を減らした。定数条例というのは現状に合わせるべきだが、たびたびすべきではない。数の変更については、当然やらなければならないが、そのときに全体の数の変更をかけ、今回はこの形で対応させていただきたい。今回は19年度の改正を尊重したような形とした、との答弁がありました。
流用調整した場合の報告義務はあるのか、また、その方法はどうするのか、との問いに、一つ、今後は当常任委員会で報告させていただく、との答弁がありました。
続いて討論に入りましたが、意見は出されず、採決の結果、本案は全会一致で可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第74号、指定管理者の指定について(たからだの里「環の湯」)から議案第77号、指定管理者の指定について(たからだの里「ふるさと伝承館」)を一括議題とし、その審査結果について申し上げます。理事者から説明を受けた後、質疑に入りましたが、その中で示された主な質疑と答弁を申し上げます。
将来的には民間へ移行するとのことだが、たかせ天然温泉のように、たからだの里も民間移行への努力はしたのか、との問いに、昨年の春から同様に財田の株主に民間移行への説明を行い、理解を求めていたが、旧財田町時代の施設ということで、熱い思いがあり、理解を得られなかった。もう少し時間がかかるとの判断をし、この期間、2年半をかけて検討・調整していくこととなった、との答弁がありました。
次に、指定管理者の指定については条例などがあるのか、どのような条例の規定に基づいて指定管理者が決まったのか、との問いに、指定管理者の指定手続などに関する条例、指定管理者候補者審査委員会設置条例に基づき、指定管理者を選定した、との答弁。
次に、なぜこの施設を市が維持管理しなければならないのか、との問いに、国庫補助事業で市が建てた施設で、それぞれに設置した目的があり、設置条例を設けている。各地域の健康福祉の増進を目的としており、その運営については当時3セクであったが、行革を推進する中で、3セクを解消して民間に移行していくという大きな流れの中で運営している、という答弁がありました。
続いて討論に入りましたが、意見は出されず、採決の結果、本案は全会一致で可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第78号、指定管理者の指定について(三豊市粟島海洋記念公園)についてを申し上げます。理事者から説明を受けた後、質疑に入りましたが、その中で示された主な質疑と答弁を申し上げます。
前の指定管理者は途中でやめたが、今回どのような取り決めをしたのか、との問いに、今回の公募の中で、途中で辞退する場合は、6カ月前の申し出と指定管理料年間530万円の3割の違約金を課するという2項目を協定書に記載、対応していきたいと考えている、という答弁がありました。
どのような書類について審査し、その系列がどのようになっているのかということまできちんと調査した上で創裕がいいという結論に至ったのか、という問いに、条例に基づく書類すべてにわたって、担当課、審査員すべてがチェックを行った。創裕については、信用調査を依頼するなど、そこまでやっていないが、創裕については高松など、公的施設の実績もあるので判断した。今回も、全然わからない業者が応募してきたときはどうするのかなど、関係機関と調整はしていたが、今後はそのような手法も検討の余地はあると考えている、との答弁でした。
審査員の選考がおかしいのではないかという申し入れがあったりしたが、今後、粟島の中でもめごとが起こらないようにしていただきたい。粟島の人に配慮して接してほしい、という問いに、地元に対する説明、公募に対する手続、審査の一連の手続については、正当かつ公平であったと認識している。今後は、指定管理を受ける団体と地元との調整は、市が仲介役となって行っていきたい。島の活性化に向けて、後々になってからよかったとなるような形をぜひともとりたいと思っている、と答弁がありました。
続いて討論に入りましたが、意見は出されず、採決の結果、本案は全会一致で可決すべきものと決定いたしました。
議案第79号、指定管理者の指定について(たからだの里「パークゴルフ場」)についてを申し上げます。理事者から説明を受けた後、質疑に入りましたが、質疑なし。続いて討論に入りましたが、意見は出されず、採決の結果、本案は全会一致で可決すべきものと決定いたしました。
最後に、議案第93号、平成22年度三豊市一般会計補正予算(第1号)中の関係部分について申し上げます。理事者から説明を受けた後、質疑に入りましたが、その中で示された主な質疑と答弁を申し上げます。
工事請負費と備品購入費との予算の組み替えであるが、工事と備品では発注先も違ってくる。備品の納入については工事も伴うと思うが、なぜ工事でいけないのか、との問いに、工事請負費の当初予算では2,000万円の予算を計上していた。改善センターの一角に工事を伴う書庫の整備と、既にある書庫の整備、2カ所を文書庫として一体で整備する予定であった。しかし、高瀬町の集団検診の時期も考慮した結果、工事を遅らせることとなったが、文書量が増えてきて、保存場所がなくなり、既存の倉庫の中に備品をとりあえず先に入れようということで、工事から分離して備品の搬入の予算に組み替えられるものである、との答弁でした。
豊中庁舎跡地整備事業の経緯について、の問いに、この委員会に副市長も同席し、当初から大きく変わった原因について適切な説明ができていなかったため、御説明申し上げたところである。議会に対してはきちんとした説明責任がある。それは根本的なことである。この豊中庁舎跡地整備に限らず、議会に対する説明というのは、今後、適切な時期に説明申し上げ、今回の事態のようにならないように努めていきたい、との答弁がありました。
豊中庁舎跡地整備事業については、各委員から活発な意見が出されましたが、次の3点についての条件を申し述べることで、承認することといたしました。今後、いろいろな事業を企画し取り組んでいくことになるが、いずれにしても、このようなことのないよう、しっかりと計画に取り組んでもらいたい。二つ、この豊中庁舎跡地整備については、特例的なやり方であったので、これ以上の追加の補正を一切やめていただきたい。3、当初予算に限りなく近づける努力をしていただき、その結果を出していただきたい。以上、3点であります。
続いて討論に入りましたが、意見は出されず、採決の結果、本案は全会一致で可決すべきものと決定いたしました。
よって、当常任委員会に付託された案件は、8議案とも原案のとおり可決されたことを御報告申し上げます。
以上で、総務教育常任委員会に付託されました議案審査の報告を終わらせていただきます。以上です。

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委員会の中では、今横山委員からの質問にもありました、島の活性化に向けて、後になってよかったとなるような形をとりたいというその情熱、その執行部の答えの中に、島の人も粟島の火を消さないでほしいという強い熱意があるということを執行部は十分に承知しております。熱く答えておりました。
以上です。

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