平成22年第2回定例会(第4日) 一般質問
質問に入る前に、先ほどの同僚議員の質問ですが、三豊市民クラブは女性の能力は十分に認めております。もちろん、お世話にもなっております。市民クラブだけでなくして、七宝会も、この議場に来られている方、もう本当にお世話になり、また一緒にやっていかなければいけないというふうに感じておる次第であります。
まず最初に、市長をはじめ、執行部の皆様には、この4年半、合併後の混乱期を乗り越えようと、行財政改革の基礎づくりにひたすら邁進せられ、三豊市活性化のため、市民がオーナーの認識のもと、鋭意御努力されましたことに敬意をあらわしたいと思います。
さて、今回の私の一般質問は2点であります。農家、また住民が直面している問題と10年後の三豊市のあるべき姿を質問したいと思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。
まず最初に、鳥獣被害についてを質問いたします。
農業従事者に非常な影響が出ている鳥獣被害、とりわけ、最近、アライグマ、ハクビシン、イノシシによる被害をよく耳にいたします。中でもアライグマは、元来、ペットとして飼われていて、それが野生化したものが多く、雑食性で、1年中活動すると認識しておりますが、そのため、年中無休状態で活動を続けるため、その被害も相当に拡大しているものと思っております。他市では、鳥獣被害防止計画の中で、被害の品目、被害金額、面積が明記されているところもあります。アライグマ、ハクビシン、イノシシなどによる被害の状況と今後の対策についてお尋ねいたします。
第2問目、三豊市の成長戦略を問う。10年後、20年後に向けて、三豊市はどのような姿を目指しているのか。時代の潮流や国の施策の動きなどを踏まえつつ、三豊市の地域特性などを勘案し、10年後の目指す姿を問いたいと思います。
以上、私の質問といたします。よろしくお願いいたします。
最初に市長が答弁していただいた三豊市の成長戦略を問うという問いに対しての答弁の中で、行政が借金をして公共サービスが提供されていると。話は大きくなるんですけれど、政府が借金して財政を運営していいのかというか、これは国民の許しなしに借金をして運営していると。これは、政策倫理というか、モラル、そういった部分が問われるんじゃないかと思います。市も同じだと思います。そういった意味では、何というか、納税者としては、トータルの債務の上限をつくり、それを超えたら役人の給料を払わないとか、何かかんかの方法を講じなければ、何ぼでも借金して政策を遂行するぞというようなことになっていくんじゃないかなと思います。
それと同時に、また、行政は主導でなく、補完機関である、市民自身が主導し、楽しむものだという市長の答弁、これは、聞いていると、何か、今まで随分主導してやっていただいたのに、変な時代になると、責任逃れをしているような形で、ずるく聞こえるような気もするんです。それは気持ちだけかもわかりませんけれども。
それと、何というんですか、防災や福祉、教育でも、文化活動でも、市民が中心になってやれることはやっていく、やっぱり、これは、納税者自身が自分たちのお金の使い道は自分たちで決めるという時代が来ますよと言うていることだと思うんですよ。それだったら、財政をもっと見えやすい、わかりやすいような形、言葉にしなければ、市民から理解が得られないんじゃないかなと随分思います。そんなふうに強く感じております。
それと同時に、最近、市長は、最近というか、よく聞くんですけど、随分前からなんですが、新しい言葉というんですか、造語というんですか、「市民力」とか、「ヤングシルバー」とか、耳ざわりのいい言葉を随分言ってくれるんですよ。それで、それを聞いていると、ああそうかいなと思って、それに戸惑わされて、もちろん、三豊市ができたから一緒になってつくっていくぞという気持ちは随分あるんですけれど、それに戸惑わされて、住民が一生懸命やりよるんやけど、最近、予算が減ってきてしもうて、いろんな形で動きがとれんじゃないかと。ガソリン代も出んがと。もうボランティアだ。もちろん、ボランティアの気持ちは重々あるんですけれど、そこら辺のバランスです。いろんな耳ざわりのいい言葉に惑わされないようにしないといけないなと随分感じております。そういった意味の答弁が少しあれば。
それと同時に、今、行政の戦略、成長戦略というか、心意気を聞かせていただいたと思っております。また、反面、反面というか、実質の三豊市経済の成長戦略をどのように思われているのか、お尋ねしたいなと思います。
それと同時に、最近、菅総理になって聞いた言葉で、「最小不幸社会」とかいう言葉を言われましたですよね。それに対抗して、小泉進次郎議員の「最大幸福社会」という言葉も伝わってきました。三豊市長はどちらの社会が望ましいのか、どういうタイプなのか、そこら辺も併せて答弁していただけたら視聴率が上がるんじゃないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。聴取率というか、視聴率というか、ケーブルテレビとか、きょうは回復しているらしいんですが、インターネット中継を見ている方々も聞き耳を立てて聞いていただけるんじゃないかと思って質問いたしました。
以上、よろしくお願いいたします。
最初の、言葉に惑わされちゃいけないよというような発言に対して、次の世代の人の感覚を言っていただいたと思っております。次の世代へ借金を残したらいけないよと。それと同時に、つい先日ですけど、次の世代の人たちとも話をしてみました。そうすると、次の世代の人たちは割ともうそういったようなことを十分わきまえていて、何というんですか、借金が随分残るじゃないかと。香川県なんか小さいよ、三豊市なんか本当に田舎のまちだというような感覚を随分持たれていまして、例えば、都会と勝負するんだったら、人口も比較にならないというか、マンパワーでいけばもう負けてしまうと。経済で勝負するのは無理だよと。では、どこで勝負するんだと。違う部分で勝負できるものがないかと。勝負できる部分はもう既に探し出しているということなんですよね、若い人たちも。何というんですか、さっき言われた、文化、芸術とか、住民性とか、数字でははかれない部分で尊敬される地域になろうやと。品格のある三豊市をつくろうよという感覚を今は持たれているような感じがします。これは市役所の職員に聞きました。若い人たちは本当に勉強されていて、意欲を持たれb<ている人が多いなと随分思いました。ものすごくうれしく思いましたし、これからますます、10年後には、10年後の三豊市がどうなっているんだといったときに、やっぱり、20代、30代、40代の職員がもう主役ですものね。そのときに、そういう感覚を持たれていて、なおかつ、三豊市の経済発展をどう考えるか。本当に難しい、この人口が減少する少子化のときに、難しい部分は求められると思いますが、いろんな形で職員なり地域の住民の人たちが一緒になって知恵を出し合っているということを随分感じております。経済発展、そういった意味で、今市長が答弁していただいたことに対してものすごく賛成するものであります。
それと同時に、今、また、もう一つ、人口が減るという部分においては、今まさに、移民という言葉が適しているかどうかわからないんですけど、いろんな形で海外から人を受入れたりするというのも一つの時代の流れじゃないかなと思います。よく、移民というと、文化が壊れるとか、犯罪が増えるとか、いろんな悪いイメージがあるんですけれど、長い日本の歴史の中には、ちょっとひもといてみますと、たしか、徳川家康のちょい前ぐらいですか、戦国時代からを含め、そういったときに、海外からたくさん、中国であったり、ヨーロッパからであったり、文化とか、いろんな部分を持ってやってきたと。それは日本の活性化につながったと。今、宗吉瓦窯跡というような形で随分いろんな技術が三野町にあるという部分を勉強させてもらっていますが、勉強したら、瓦を焼いたのも、ひょっとしたら海外から来られた人かもわからないというか、そんな想像さえするぐらいです。文化、芸術、そういった、何というんですか、工芸作品というんですか、陶芸、織物、染め物といったような造形の技術も海外から入ってきたんじゃないかなと思っております。つい最近では、大正から昭和初期にあった移民の流入というんですか、それは、その時期の日本の政策が官僚統制のもとに国粋化し、いろんな形で曲げられて、移住した人たちを対等に扱わなかったためにいろんな形で弊害が起こったというようなことを聞いております。三豊市の活性化、いろんな形で他の地域から人が入ってくるのもいいんじゃないかなと思います。
私の意見ばかりを述べているとよろしくないと思いますので、質問の方に移りたいと思います。いろんな形で、いや、再々質問です。いろんな形でですね、どこまで行きよったか、忘れてしまった。
いろんな形で、戦略、それには必ず戦術とかいうものがついていると思います。戦略と戦術、そのさび分けを少し市長にお伺いして、この部分の質問を終えたいと思います。戦略と戦術は違うぞという部分です。
鳥獣被害の再質問なんですが、つい最近ですか、アライグマ、私の地元の山本町でも何匹かつかまっております。市の職員が積極的に出て来ていただいて、日曜日の休みにもかかわらず、出てきていただいて、相談に乗ってくれたということで、農家の人たちは、本当に三豊市は職員が変わってきたなと感激していました。これは事実なんですよ。本当に喜んでいました。そういった意味で、先ほども部長の答弁の中に、住宅侵入とか、外来生物なんですよというような発言もありました。それと同時に、760万円の予算をとっていますと。それを十分に生かすために、アライグマの被害が起きないために、より被害が起きないための戦術、部長、具体的に何かありましたら、そういった担当職員から聞いておられるようでしたら、答弁していただいたらと思います。
予算は取っていただいておるので、イノシシは、しっぽを持ってくると、たしか1万円ぐらいのお金がいただけると、農家の方から言わせると。1万円かどうかは僕は具体的には知ってないんですけれど、アライグマも、例えばハクビシン、そういったような形がいいのか、それと同時に、かごとかわなを仕掛けるような、そういう捕獲する道具に補助金を出すとか、農家の経済的な負担が少なくなるよう、また、アライグマなんかは、物すごい、倍々ゲーム以上で増えてきているように、全国的なニュースを見ていますと、見受けられます。つい最近も京都の二条城にあらわれて、世界遺産を傷つけたというようなこともニュースで言っていました。そういったような形で、農家に負担がかからなくて、なおかつ、そしたら、ちょっと、何というんですか、そんなに補助してくれるんやったら、うちもそういった仕掛けを購入して、補助があるんであれば購入して、これ以上広がらないような、農家にそういう気持ちがわくような施策というんですか、1匹つかまえたら何ぼかいただけるか、農家側から言わすとですよ。いただけるか、それとも、捕獲費に対して補助金というか、つけていただけるか、まだほかにも方法があるんじゃないかと思いますけれど、そういう点は具体的な方法をお考えでしょうか。
よく勉強会とかに参加するんです。だけど、勉強会というか、政策とか、国政とか、政治の学者の先生たち、本当に、何というんですか、現場の声と学者の教授たちが話す言葉、ここのギャップというんですか、それを私自身は常に感じております。そういった意味では、別に皮肉るわけではないんですけれど、知識ではなく、知恵を出し合おうよと。豊富な知恵を持って、知恵のエリートになってほしいということを、こんなことを言うと僭越なんですけれど、地方官僚というんですか、役人の人たちにも持っていただきたい。随分勉強していただいていることは重々存じておりますが、より以上に三豊市が発展するためにお願いして、私の一般質問を閉じたいと思います。
ありがとうございました。