平成21年第3回定例会(第4日) 一般質問
今まさに世の中が大きく変化しつつあるということを多くの人たちが感じているのではないか、期待と不安を感じながら毎日を送っているのではないかと思います。私たちの三豊市も合併して3年と8カ月、たくさんの問題を解決しながら進んできたと思います。きのうも同僚議員からの発言があったように、ゆめタウンの誘致、またトヨタユーゼック、原下工業団地、瀬戸内学院などなど、多々あるのですが、毎日をこの三豊市で生活している住民、市民にとっては、そういった数々の案件に方向性を示したということは理解されても、毎日生活を送っていく中で、合併したということがプラスかマイナスかというと、大して変わらへんがと。むしろマイナス面を感じているという地域の人たちが多いのではないかと思っております。そういった思いの中で身近に感じる問題の一つに、農地整備が不十分だ、いや、できていない地域があるという案件があります。御存じのように、三豊市は第1次産業の割合が高い地域であります。そして、今まさに県や市の各種農業団体が耕作放棄地をなくそうとして努力されております。圃場整備ができていないことが農地の荒廃、耕作放棄地につなが<っている要因の一つだと思います。解決するにはどのようにすればよいのかということで、まず第1に、三豊市内に圃場整備ができていない地域は何カ所ほどあるのか。
次に、主にどのような農地所有者が耕作放棄をしているのか。
3番目に、圃場整備ができていないことがその地域の農家にどのような影響を与えているのか。
続いて、そういった圃場整備をできていないところを、これから先、10年、20年、30年たっても未整備のままでいいのか。その地域の人たちと協力して未整備地区をなくすようにすることはしないのかということを質問いたします。
何か、市長をはじめ、部長の話を聞いていますと、できない理由ばかりをたくさん挙げていただいたなと思っておるんです。地域は、本当に、よく市長が使われるヤングシルバーの人たちが増えてきております。そういった人たちがどうにかして荒れ地を減らそうとか、先祖伝来の地域の人々が苦労してつくり上げてくれた農地、畑、そういったところを整備していこうという努力をしていてくれます。それでなおかつ、地元の合意形成がなければ前に進まないというお話があったんですが、先ほどの詫間議員の話じゃないんですけど、田んぼの空き家が増えているんですね。空き田んぼというんですかね。やっぱり、地主がこちらにいなかったりとか、いろんな形でなかなかうまく、何と言うんですか、誰の持ち物かわからないというか、そういったところもありますし、なかなか話が前へ進まないと。そういった意味では、先ほど、空き家バンクというアイデアを出して、北海道にあるということはあったんですが、そういった田んぼも空き家バンクに入れてもらったらいいんじゃないかなとか、それから、市長が言われた、アメリカでは芝生の刈り込みをして刈り込み代の請求書を送りつけるとかいう方法を言われていましたけど、いろんな知恵と工夫と斬新な取り組みをして、こういった合意形成がなければ合意形成をするような、行政側が地域の人たちに働きかけたり、地域の人たちのなかなかできない、だけど、次の世代の人たちはここら辺がけっこになったらええのうという気持ちは物すごくあるわけです。そういった地域に対して行政がもっと親身になって知恵と工夫を出して地域を盛り上げるというんですか、三豊市ではいろんな形で、新生三豊市になって地域のみんなは三豊市をつくろうという意気込み、そういった機運が随分まだまだあると思っております。そういった中で農地も、では、先祖伝来、多くの先輩の方々がつくってくれた農地を引き続き次の世代が新しく整備して地域でうまく活用していこうという方法、手段、いろんな工夫をすれば、先ほどの空き家バンクじゃないんですけれど、いろんなアイデアが出てくるんじゃないでしょうか。それがまた三豊市が大きな成長をするための礎になってくるんじゃないかと思いますけど、どのようにお考えでしょうか。
今横山部長が言われたことも私自身十分承知しておるつもりでございます。それでもなおかつ、いろんな状況があって、耕作放棄地、荒廃していくという現状です。だけど、これは、10年先、20年先、では、今放っておいてもええんか、今何も手をつけんでもええんかというような状況でしたら、それこそ次の世代に申しわけないんじゃないかと思う気持ちでいっぱいです。いろんな形で仕事をつくり、地域の命を守り、人が集う魅力ある地域にするためにも、何かかんかの方法、手段、やり方をぜひ行政、また議員も一緒になって考えて、地域と一緒になって考えて、この三豊市の農地が荒廃しないように努めたいと思っております。市長、何か意見があるようでしたら一言お願いしたいんです。